Interview

カオスを楽しみ、
未来のスタンダードを共に創る

武智社長&真嘉比副社長スペシャル対談
代表取締役社長 武智 壮平
取締役副社長CAO 兼 ちゅらデータ 代表取締役社長 真嘉比 愛

はじめに

DATUM STUDIOが描くデータサイエンスの未来

データサイエンスとAI技術の最前線で、クライアントの課題解決に挑み続けるDATUM STUDIO。急速に変化するテクノロジーの波を乗りこなし、新しいスタンダードを創造し続けています。同社をリードするのが、ビジネスコンサルティング出身の代表取締役社長 武智 壮平と、自身も技術者としてサイエンス領域をリードする取締役副社長CAO 兼 ちゅらデータ 代表取締役社長 真嘉比 愛。業界におけるDATUM STUDIOの現状と未来への展望、そして求める人材像について、お二人に語っていただきました。

DATUM STUDIOの強み

業界最前線でビジネスに新たな価値創出を

DATUM STUDIOの強みはどこにあると考えますか?

武智: 我々の強みは”Dive into Chaos!”の言葉の通り、データサイエンスの荒波を乗り切ってきた自負があることです。技術変化の激しいデータ業界で、素早くキャッチアップしてクライアントに価値を提供できる柔軟性が、我々がこれまで成長してきた上でも重要な部分だと考えます。変化が速いからこそ、数年先のトレンド予測を見極められることも大きな強みです。

真嘉比: それぞれ異なる強みを持つメンバーがトップに集まっていることが強みだと思います。多様な視点から事業の方向性や今後の展開を見ることで、評価や意思決定の精度を上げることができます。また、各分野のプロフェッショナルとして「一番良いものを作りたい」という意識が非常に高いのも強みの一つです。

社会において、どのような価値を創出したいとお考えですか?

武智: 新しいテクノロジーを生み出すことはもちろん、それによるインパクトや浸透度を通して「新しいスタンダードを作ること」を念頭に置いています。たとえば従来のダッシュボードによるデータ分析も、ユーザーがそれを適切に使いこなせないのであれば、精度が1%落ちても自然言語で指示できる生成AIのほうが、実態に合っているのかもしれません。実態に合った新しいスタンダードや働き方を推進していくのが、我々のミッションだと考えています。

真嘉比: 世の中を変革するようなすばらしい技術が生まれたときに、実際のビジネスで改善につなげられるか、一番良いかたちでお客さまに届けられるか。それは私たちプロフェッショナルの力にかかっています。DATUM STUDIOが新しいスタンダードを作っていく会社になっていくために、「技術の先でビジネスを良くする」という意識を大切にしたいです。

DATUM STUDIOの未来

データサイエンス活用からより幅広い展開へ

今後の事業展開について、どのような分野に注力していきたいとお考えですか?

武智: データ基盤やデータサイエンスの部分においては我々の存在を認知されてきたと思いますが、データを活用する出口の部分についてはまだ課題があります。データマネジメント、データ活用のためのコンサルティングサービス、データを活用した新規事業戦略の策定支援、マーケティング施策など、活用から実行までシームレスにつながるようなビジネスに拡大していきたいです。

真嘉比: 私たちはクライアントや社会の課題解決を目指しているので、その手段としてのデータサイエンスやデータエンジニアリングだけでなく、より広範な領域に展開していきたいです。特にLLM領域などは驚くほど急速に変化しているので、私たち自身もしっかり追随できる体制を整えたいです。

どのような組織体制を目指していますか?

武智: コンサルティング組織ができたことで、専門性に特化したスペシャリストだけでなく、幅広いスキルのあるジェネラリスト的な人材育成も大きな軸になっていくでしょう。また、AIエージェントについては、どのような価値を提供できるのか、どれだけ効率化できるのかという部分は、イノベーションセンターという組織を立ち上げて、新しい取り組みや開発を進めています。組織全体としては、各専門性やケーパビリティごとに自立性を持った組織を運営しながら、それぞれの成長が束になり大きくなっていくのが理想です。

真嘉比: サイエンス領域の新規技術に関してもかなり大きく動いている状況で、主要メンバーで定期的にクイックな打ち合わせをするなど、内部連携に注力しています。トレンドに追随しながら、組織自体も柔軟に変化していく必要があると感じています。

DATUM STUDIOの存在意義とは?

武智: 我々の仕事は、現状では不可欠ではないかもしれません。たとえば我々がいなくても、目の前の業務がどうしても回らなくなるということはないでしょう。ただし、これからの日本は人口減少により労働力が減っていく中で、業務が成り立たなくなる未来が数十年後に来るかもしれません。そうした企業の変革をAIによる効率化などで支援することで、今の取り組みが「未来のマイナスをプラスに変えている」とも言えます。

真嘉比: 私たちのデータ利活用があるからこそ、新たな価値が生まれるケースもあります。たとえば、手がつけられずに放置されていた大量のデータを、私たちが分析してインサイトにつなげることで、お客さまが新しいビジネスを創出するチャンスになります。「ずっとゼロだったもの」に新たな価値を見出すことも、私たちの仕事のひとつだと思っています。

未来の仲間へのメッセージ

変化を恐れず、カオスに飛び込む

どのような人材がDATUM STUDIOにフィットすると考えますか?

武智: 「課題解決を楽しめるマインドセット」を持つ人がフィットすると思います。それから、いろいろなスキルセットを持った人材が集まるので、チームワークを大切にできる人ですね。

真嘉比: 「カオスを楽しめる人」です。現在のデータ領域、特にAI周りの技術変化は、私たちプロの目から見ても想像していなかったような大きな変化が起こりがちです。技術自体がひっくり返って、半年前とはまったく違う仕事をするようなこともあります。予想した未来というよりも、何が起こるかわからない激動の中、それを楽しんで進める人がDATUM STUDIOには合っていると思います。

DATUM STUDIOだからこそできることは?

武智: 海外メディアなどを見れば最新の技術情報はキャッチアップできますが、やはり経験に勝るものはありません。お客さまと一緒に深いレベルで手を動かしながら、その最前線に立ってプロジェクトを遂行できる環境は、DATUM STUDIOならではと言えます。

真嘉比: データ業界は今もっとも注目が集まり、ものすごい速度で進化している業界です。次のトレンドや当たり前がまだ作られていない激動の最前線に身を置くことができるのが、DATUM STUDIOで働く一番の価値だと思います。
たとえば、国内でまだ導入実績のない最新技術をビジネスの現場にいち早く取り入れて、お客さまと一緒に検証していくような場面は、まさに未来のスタンダードを切り拓く瞬間といえます。国内でもここまでのスピード感で最新技術を導入している企業は少ないと自負しています。
また、非常に優秀で尖った人材が集まるので、自身の成長にもつながる環境だと思います。

カオスを恐れずチャレンジを楽しむ、そのコツは?

武智: 人の成長曲線は、積み上げと階段の連続です。いきなり大きなことができるようになるわけではなく、できることをコツコツ積み上げて、ある程度それが積み重なったときに大きなチャレンジに挑み、階段を一段上る。その繰り返し。まずは小さな行動をいかに積み上げていくか、それがチャレンジのコツだと思います。

真嘉比:この業界にいると「自分にしかできない」「腹を決めてやるしかない」といった場面がたくさんあります。自分が主体となって物事を進めた結果として得られる達成感や満足感は何にも代えがたいものです。そのためには、恐れずにカオスに飛び込み、カオスを楽しむ気持ちが不可欠です。

最後に、メッセージをお願いします。

武智: ナイキの創業者フィル・ナイトの言葉で「Life is growth. You grow or you die」という名言がありますが、特に若い人は成長を重視してほしいです。停滞したらそこで終わってしまうので、新しいことに飛び込むマインドセットを持つことが大切だと思います。

真嘉比: 「花を見ていない人間は、花屋にはなれない」という話をよくするのですが、頭の中で思い描いているだけでは、何も変わりません。できる人とできない人の明確な差は、単純に「やるか、やらないか」。データ業界に興味があるのであれば、まずは実際に手を動かして体験してみてください。技術の手触りを体感して、おもしろさを確かめてみてほしいです。

技術進歩が目まぐるしく変化する激動の最前線で、これからのスタンダードを自らの手で創り出す。DATUM STUDIOが描く未来は、データサイエンス領域における技術進歩だけでなく、ビジネスにおける新たな価値創造と持続的成長を目指しています。
変化を恐れず、情熱を持って課題解決に取り組み、カオスを楽しむトップランナーたちと共に、より良い未来を切り拓く一歩を踏み出してみませんか?