Interview
誰よりも深くプロジェクトを知る
コンサルタントでありたい
誰よりも深くプロジェクトを知る
コンサルタントでありたい
ストラテジー&コンサルティンググループ 部長
2020年度中途入社
大阪大学大学院 人間科学研究科文化社会学専攻
自己紹介
学生時代からプログラミングやデータ分析に取り組んでいたわけではなく、完全に文系の学生でした。社会学を専攻し、大学院では労働問題に関する論文を執筆しました。その中でいろいろな文献を読み込んだり、当時のアルバイト先でヒアリングを行ったりしていたことが、今の業務に活かせているかもしれません。私たちの仕事は、自分が全く知らない業界のお客様を担当することも多く、リサーチ力が求められるからです。特定の専門領域を深く掘り下げられたのは、良い経験になったと思います。
入社の経緯
今までのキャリアとDATUM STUDIO入社までの経緯を教えてください。
文系の学部を専攻していることもあり、卒業後の順当なキャリアとしては大手企業の総合職でした。しかし、それよりも自身の専門性を高めていきたいと考え、大規模なシステム構築にも携われる外資系コンサルティング企業に入社しました。金融系のお客様先に常駐し、国際金融規制対応のプロジェクトではエンジニアとともに、各種の要件に合わせてデータウェアハウス(以下、DWH)・BIツールの開発を推進。入社時はデータ関連の知識が全くありませんでしたが、4年ほど金融業界の現場で働く中で、データエンジニアリングについて学ぶことができました。
積み重ねたコンサルティングの知見も活かし、他の業界にも挑戦してみたいと思っていたところ、一緒に働いていた方がDATUM STUDIOのグループ会社に転職するという話を聞いたのです。DATUM STUDIOなら、データを武器にさまざまな業界のプロジェクトに携わることができると知り転職しました。正直、大手コンサルティングファームやSIerも選択肢にはありましたが、DATUM STUDIOが飛躍的に成長していることを知り、その当時新設されたコンサルティング部門で自分自身も大きく成長したいと考えました。
DATUM STUDIOでの1日
AM
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10:00業務開始〜社内ミーティング(プロジェクト①)
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11:00社内ミーティング(プロジェクト②)
PM
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12:00昼休み
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13:00要件整理
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14:00お客様との定例打ち合わせ
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15:00提案書の整理/チーム内の打ち合わせ
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16:00社内ミーティング(マネジメント関連)
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17:00提案書の作成
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19:00業務終了
1日の仕事の進め方について教えてください。
午前中は、各プロジェクトの進捗確認や認識合わせの社内ミーティングを行い、午後にお客様との定例打ち合わせや分科会を実施することが多いです。社外の打ち合わせには、何名かデータエンジニアにも出席してもらっています。実際のデータを見たり、試しに作ったりしないと要件定義が進みにくいからです。その後の提案書の作成・整理では、エンジニアが要件を一目で理解しやすいように複数の書式を一つにまとめるなど細かな作業も。お客様のニーズをメンバーが理解しにくいときには、短い打ち合わせを設定して説明することもあります。
また、データサイエンティストとの関わりでいうと、データの分析基盤を構築した後で連携することが多いです。私たちコンサルタントがエンジニアと一緒にデータ基盤をつくり、そこでデータサイエンティストが迅速に分析を行っていく。DevOpsのように開発から運用までのサイクルを継続的に回していくのが理想だと考えています。
日々の仕事で大事にしていることを教えてください。
お客様の業務に関わる情報を知るために、データベースを深く隅々まで見るよう心がけています。格納されているデータだけでなく、定義書やデータの入り方を見ることで、お客様のビジネスを理解できます。例えば、流通系の場合は受注や在庫管理がコアになりますし、金融系の場合は約定や受渡、商品マスタがメインに。誰よりもプロジェクトについて詳しくなれば、お客様やメンバーとのコミュニケーションも円滑になっていきます。
また、日々の仕事はリモートなのでオンオフの切り替えも大切ですね。休日などには昔から続けているギターや最近始めたシンセサイザーの演奏を楽しんでいます。ときには、学生時代のバンド仲間と一緒に曲をつくることも。みんなで集まるのはなかなか難しいですが、いずれは有休などを利用して一緒に演奏したいと思います。
DATUM STUDIOでの成長
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2020
DATUM STUDIOに中途入社
社内のシステム刷新に取り組む -
2021
KDDIに出向。位置情報データ活用サービス『Location Trends』の推進に携わる。 -
2022
DATUM STUDIOに戻りコンサルタントとして開発チームをリード -
Now
ストラテジー&コンサルティンググループの部長に就任
プレイングマネージャーとしてチームのマネジメントも担当
入社1年目を振り返って印象的なことを教えてください。
2020年の入社当初は、社内の人事システムの刷新に取り組むことに。その後、KDDIに出向してDATUM STUDIOとの協業で進めていた位置情報データ活用サービス「Location Trends」を推進。これはスマートフォンのGPSデータを使って、自治体に来訪する方の属性などを分析し、集客やまちづくりに活用いただくサービスです。立ち上げの段階から参画できたので、非常にやりがいを感じられました。
KDDIには1年半ほど出向し、他にもARを活用したアプリの開発も経験。スマートフォンのカメラ機能で自分の顔を撮影すると、眉毛やアイシャドウ、チークなどがARで表示されるアプリで、小売店と一緒に進めていました。XRなど最先端のデジタルソリューションに携わることができて非常に面白かったですね。
入社2〜3年目で成長を実感できたのはどんなことですか。
2021年の後半からDATUM STUDIOに戻り、コンサルタントとしていろいろなプロジェクトを進めるようになりました。最初は上長が現場で指揮をとり、私がエンジニアたちと一緒に手を動かすような働き方でしたが、3年目になると自分が開発チームをリードするような役割に。多いときには10名ほどのメンバーをリードしていく必要があったので、最初は戸惑いましたね。
それでも他人の話を理解し、内容を整理して伝えるのは昔から得意なので、お客様からのご要望とエンジニアが考えていることがずれないように調整することを心がけています。プロジェクトを通じてお客様が何を実現したいのか、常に理解しながら両者に伝えるようにしています。
現在進めている案件について教えてください。
現在3つの案件にプロジェクトマネージャーとして携わっています。
一つ目のプロジェクトは食品業界のお客様で、ダッシュボードとDWHの構築を依頼されています。数年にわたって続いているプロジェクトで、今までにリリースは7回以上。3〜4か月に一度のペースで改修があるので、できるだけ早く要件定義を進めるようにしています。
二つ目は製造業界のお客様の案件で、社内向けのツール開発を進めています。LLM同士の会話で社員に気づきを与えるという先進的な内容です。その中でBIツールが必要とされるので、要件定義に取り組んでいます。
三つ目は自動車業界のお客様の案件で、全社で今後使っていくデータ基盤の要件定義に取り組もうとしています。それぞれ内容は異なりますが、どれも高度な要件が含まれており、DATUM STUDIOの技術力と実績を信頼して依頼をいただいていると感じます。
DATUM STUDIOで描く未来
最後に今後やってみたいことや実現したいことを教えていただけますか。
今まで取り組んできたお客様のプロジェクトにおいて、戦略設計などは上長にサポートしてもらうことが多かったのですが、今後はその部分も私が主体的に進めていきたいと考えています。ありがたいことに、最近のプロジェクトでは要件定義から実装まで担当し、お客様にご満足いただけています。その先の新たな提案・設計も進め、お客様とDATUM STUDIOのさらなる成長に貢献していきたいです。
また、社内のメンバーとは雑談の時間をもっと増やしていきたいですね。仕事はもちろん大切ですが、それ以外の部分でも面白いことを見つけて一緒に楽しんでいけたら、最高のチームになると思います。これからジョインする未来のメンバーとも、ぜひいろいろなことを話したいですね。最近の新卒メンバーは、1年目でTableauを一人で実装するなど年々レベルが上がっているので、追い越されないように私もがんばります。